2009年05月27日
腹筋の鍛えすぎにご用心
よく腰が痛い患者さんから、
腹筋を鍛えた方がいいですかねぇ?・・と聞かれたりします。
しかし、いくら腹筋を鍛えても腰痛は治らないというケースが多いですね。
逆に、腹筋を鍛えすぎて硬くすると、
深層筋と浅層筋のバランスがくずれます。
腹筋を強くすることは悪いことではありませんが、
強くすることと、硬くすることは違います。
筋肉は硬くなると、むしろ弱くなり、さまざまな変化に対応できません。
そして、切れたりつったりするなどの症状が出やすくなります。
よくスポーツ選手が腹筋は強いはずなのに腰痛に悩まされていますよね。
強い筋肉とは、弾力があって順応性あり、安定性があるということです。
格闘家であれば、はがねのような筋肉をつけなくてはならないでしょうが、
普通の人は、そんなに筋肉はいらないので
しなやかで、持久力のある筋肉を
ほどほどに鍛えるのがいいでしょう